障害者雇用における履歴書の書き方|採用につながるポイントを解説!

障害者雇用における履歴書は、企業が採用を判断するための重要な書類です。そのため、企業が採用したいと思える履歴書を作成しなければなりません。

この記事では、障害者雇用における履歴書の重要性や採用につながる書き方のポイント、障害内容や配慮事項、志望動機や自己PRの書き方について解説していきます。初めて障害者雇用に応募する方や、障害者雇用での転職を検討している方にとって、履歴書を作成する際のヒントになれば幸いです。

目次

障害者雇用における履歴書の重要性

障害者雇用における履歴書は、基本情報や職歴・スキルに加えて、障害内容や配慮事項などを伝えるための重要な書類です。また、企業にとっては応募者の第一印象を決定づける書類でもあり、採用可否が大きく左右されます。

そのため、履歴書を適切かつ丁寧に作成することが、障害者雇用の採用につながる第一歩です。

障害者雇用の履歴書|採用につながる書き方のポイント5選

障害者雇用で採用されるためには、以下の5つのポイントを押さえて履歴書を作成することが重要です。

1.パソコンで作成する
2.正式名称で統一する
3.すべての項目を記載する
4.写真はプロに撮影してもらう
5.応募企業ごとに見直す

それぞれについて、詳しく解説します。

1.パソコンで作成する

履歴書はパソコンで作成するのがおすすめです。

パソコンは間違いがあっても簡単に修正できますが、手書きの履歴書は書き直ししなければなりません。また、複数応募する際にも、基本情報をコピペすれば時間短縮につながります。

さらに、事務職などデスクワークの応募では、PCスキルのアピールにもなるでしょう。

2.正式名称で統一する

履歴書は正式名称で統一するのがルールであり、特に以下の項目は要注意です。

住所〇丁目〇番〇号
学校名〇〇高等学校
会社名株式会社〇〇

資格や免許についても、正式名称を調べて記載したほうがよいでしょう。また、西暦か年号、フォントも統一すると見栄えが良くなります。なお、フォントは「明朝体」「ゴシック体」がおすすめです。

3.すべての項目を記載する

履歴書の項目はすべて記載しましょう。

空白部分があると、企業は記載漏れなのかどうかを判断できません。どうしても記載することがない場合は「なし」「貴社の規定に従います」などと記載すれば、企業側も理解できます。

なお、履歴書の提出にあたっては、記載漏れや誤字脱字がないか入念に確認しましょう。

4.写真はプロに撮影してもらう

履歴書の写真は、写真館などのプロに撮影してもらいましょう。

写真は第一印象を決めるものであり、自撮りや証明写真機ではプロの写真と比べて見劣りします。また、写真館では補正もできるので好印象の写真ができます。

なお、写真撮影では身だしなみも重要です。

・ジャケット・シャツを着用
・前髪が目にかからない髪型

明るく清潔感のある写真がよいでしょう。

5.応募企業ごとに見直す

履歴書は応募企業ごとに見直すことが重要です。

氏名や学歴などの基本情報は共通ですが、志望動機や自己PRなどは応募企業によって異なるのが当然です。特に、志望動機は本気度が評価される項目なので、応募企業をしっかり調査したうえで記入します。

なお、不採用で返却された履歴書は絶対に使い回ししてはいけません。

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障害者雇用の履歴書|採用につながる障害内容の書き方

障害者雇用の履歴書では障害内容を記載する必要があり、書き方のポイントは以下のとおりです。

1.自分自身の症状・特性を記載する
2.専門用語は使わない
3.ポジティブな内容を意識する

それぞれについて、詳しく解説します。

1.自分自身の症状・特性を記載する

障害内容は、自分自身の症状・特性を具体的に記載します。

障害内容に関する記載事項は、以下のとおりです。

・障害者手帳の種類・等級・取得年月日
・診断名
・障害の特性・症状や通院状況

「軽度の精神障害」などの抽象的な内容や一般的な説明だけでは、企業が採用を判断できません。自身の状況を理解してもらえるように丁寧に記載しましょう。

2.専門用語は使わない

障害内容では、専門用語をなるべく使わないようにします。

企業の採用担当は、障害について詳しいとは限りません。そのため、採用を判断しやすいように、読み手が理解できる内容にすることが重要です。例えば、自閉症スペクトラム症という診断名に加えて「大きな音に敏感に反応してしまう」などと記載するとわかりやすいでしょう。

3.ポジティブな内容を意識する

障害内容を記載する際には、ポジティブな内容にすることを意識します。

企業は障害者に対して合理的配慮をすることが義務づけられていますが、自身の環境や仕事にネガティブな姿勢を持つ人を採用したいとは思いません。そのため、「障害を克服してきた経験」「業務を遂行するための工夫」などを具体的にアピールしましょう。

障害者雇用の履歴書|採用につながる配慮事項の書き方

障害者雇用の履歴書では、就労するうえでの配慮事項を以下の観点から記載します。

1.必要な配慮事項はすべて記載する
2.コミュニケーションの取り方を明示する
3.配慮によって期待できる成果をアピールする

それぞれについて、詳しく解説します。

1.必要な配慮事項はすべて記載する

必要な配慮事項は、以下の観点を意識してすべて記載しましょう。

・対人面
・体調
・指示の伝達
・業務の責任範囲
・パフォーマンス
・作業環境

配慮事項を書かないほうが有利と考える方もいますが、そもそも企業は配慮事項が必要だと認識しており、むしろ自己理解が不十分と評価しかねません。なるべくかみ砕いて記載するようにしましょう。

2.コミュニケーションの取り方を明示する

配慮事項においては、コミュニケーションの取り方を明示することが重要です。

仕事において、メンバーとのコミュニケーションは必要不可欠です。そのため、聴覚障害や視覚障害がある方は、どのようなコミュニケーションを希望するかを明記します。また、言語障害がある方などは、自身の発信方法も記載するとよいでしょう。

3.配慮によって期待できる成果をアピールする

配慮事項に加えて、配慮によって期待できる成果をアピールすることも必要です。

企業としては、雇用する以上は成果を求めます。そのため、「配慮してほしいこと」だけを主張するのではなく、「配慮をしてもらうことで会社に貢献できる」という前向きなアピールが効果的です。ネガティブな印象だけを与えないようにしましょう。

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障害者雇用の履歴書|採用につながる志望動機・自己PR

障害者雇用の履歴書において、志望動機はなるべく具体的に記載しましょう。「魅力を感じた」「貢献したいと思った」など抽象的な内容だけでは熱意が伝わりません。また、年収や福利厚生などの条件面だけでなく、事業内容や企業風土などに触れると好印象です。

自己PRでは、過去の経験やスキルが応募する業務に活かせることを示します。なお、志望動機や自己PRは使い回しせず、応募企業ごとに自分の言葉で書くとよいでしょう。

障害者雇用の履歴書で困ったときは

障害者雇用の履歴書に関する書き方を解説してきましたが、「自分の場合の書き方がわからない」「誰かに履歴書を見てもらいたい」と悩んでいる方も多いことでしょう。

障害者雇用の履歴書で困ったときは、以下のような支援機関に相談することが有効です。

・障害者就業・生活支援センター
・ハローワーク
・就労移行支援

また、障害者雇用での就職・転職を幅広くサポートしてほしい方向けに、テレワーク特化型人材紹介サービス「FLEMEE」では、採用につながる履歴書の書き方をはじめとした障害者雇用での就職・転職支援を行っています。

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まとめ

この記事では、障害者雇用における履歴書の重要性や採用につながる書き方のポイントについてお伝えしました。障害者雇用の履歴書は採用を決定する書類であり、企業が採用したくなるように書くことが重要です。

障害者雇用でテレワークの求人を希望する方は、障害者雇用のテレワーク求人に特化した転職エージェント「FLEMEE」がおすすめです。「FLEMEE」では履歴書の書き方はもちろん、障害者雇用の転職活動に関するノウハウもサポート。

これらの情報が、障害者雇用での転職を検討している方にとって、少しでも困りごとの改善につながれば幸いです。

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